utmはファイアウォールやアンチスパムなどの内容で構成されています。ファイアウォールは度々話題になるため知っている人も多いかもしれませんが、アンチスパムに関しては知らない方もいるのではないでしょうか。アンチスパムはutmの主要となる要素の1つであり、メールを受信した際に効果を発揮します。もし、メールが迷惑メールを送っているサーバーからのものであった場合、自動的にブロックされます。
そのためにアンチスパムはブラックリストのようなものを持っています。加えてメールのサジェストの欄にはアラートを追記する機能もあります。近年では社員が誤ってスパムを開いてしまうことによる情報流出が多発しており、それを防止する意味でも重要性は高いと言えるでしょう。utmにはアンチウイルスの機能もあります。
パソコンの本体にアンチウイルスをインストールするのではなく、utmのネットワーク自体にその機能を組み込むことにより、一層ブロックする能力を高めることが出来ます。これらは単体でも十分に有効ですが、utmの場合には複合的に組み合わせることで大きな防御力を付けられるメリットを持ちます。さらには不正侵入検知システムのIDSやIPSと併用すれば、サイバー攻撃を何段階にも分けて防ぐことが可能です。ファイアウォールでは検知出来ない不正パケットを、他の機能で予防します。
このように互いにカバーしあう仕組みがあれば、侵入のリスクは低くなります。
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